Return and Earn が始まった。
埋め立てのごみを減らすため、
South AustraliaとNorthern Territoryではすでに実施されていた
空瓶・プラスティックボトルの回収→現金還元が、ついにNSW州でも始まりました。
ちょっと前に日本語フリーペーパーで目にしていたものの、
家の周りには回収してくれるところ(collection point)がなかったので、
しばらくは今まで通りフラットに備え付けのリサイクル箱に入れていました。
(ここにはリサイクルできる紙類・空瓶・空缶などまとめていれます。ただの箱に入れるだけなので、当然お金は戻ってきません。)
シドニーのあるNSW州のごみ箱↓
黄色がリサイクル用。
緑が草や枝などの自然ごみ。
赤がその他なんでも。Landfillされるもの。
ところが先日動物園に行ったとき、なんとコレクションポイントを発見!
二回目に行ったときはボトルを持って行って初還元ができました。
見ていると、どうやら動物園には入らないでボトルだけ大量に持ってきて捨てている人もいました。
その後、Bondi Junction 駅。
電車の改札とバス乗り場をつなぐ地下通路にも設置されているのを見つけました。
どちらにしろ普段の生活で持っていくのは難しい…
websiteでコレクションポイントを教えてくれたらいいのにな~と思っていたら、今日見たらそのページができていました!(前に見たときはなかったんです~。)
これからもっと数が増えるといいな。
ちなみにですが、リサイクルボックスはあるのに、どうして現金還元できる機械も作ったの?と思いませんか?
私の夫は一人暮らし時はビン缶なんでも、生ごみなどの普通のごみと一緒に捨てていました。
私がリサイクル用に分けていたいたものまで面倒くさいとわざわざ普通のごみにまた混ぜて捨てていたほどです。
ところがこのコレクションが始まってからは自発的に空きボトルを洗って干しておくようにまでなりました!!
ものすごい変化です。
一本10¢(9円弱)の還元金ですが、お金が絡むと人は変わります。
特に男性は…?
うちの夫だけではなく、このような人はきっとたくさんいて、
リサイクル率は劇的に変化すると思います。
自分が飲んだものでもない、下手したら道端に落ちている瓶まで回収される可能性もあります。
よく道でガラス瓶が割れていて、子供の手を引きながら「危ないなあ。」と思うことがあるのですが、それも減るなら大歓迎。
以前ホームレスの方がガラス瓶を道にたたきつけて割りながら歩いていることがあって、その行為が瓶を還元する方へと変わり、現金収入にもなるのならいい方向かなと。
リサイクルする手間は増えましたが、個人的にはリサイクルの率が上がるのは嬉しいことなので、素晴らしい政策だと思いました。