プラスチックごみ問題とHarris Farm の紙袋
「プラスチック袋の利用を減らしましょう!」
という呼びかけは、昨今いろいろなところで耳にします。
先日はついに中国が廃プラスチックの輸入を禁止したというニュースがありました。
排出権の売買は学生の時習いましたが、
リサイクル用の廃材も中国は輸入していたのですね。
知らなかった。
日本の廃プラスティックの5割は中国に輸出されていたらしいですよ。
今後はほかの東南アジアの国に輸出したりするのでしょうけど、
尻ぬぐいできてない感じは恥ずかしいなーって思います。
便利な生活を送らせてもらって言うのもなんですが。
で、前からプラスチック袋の使用削減を呼びかけていた近くの八百屋が、
年末前後から本当にプラ袋の配布をやめ、
代わりに紙袋に入れてくれるようになりました。
裏面にはリユースの嵐。最後はリサイクル。
八百屋と呼んでますが、全国チェーンで野菜以外にも食品は何でも売ってるHarris Farmというお店。
大手スーパーよりは肉や野菜の味がおいしく、大きめのショッピングセンターには大体展開しているのでよく行きます。
現時点では袋は無料ということですが、将来的には購入するようになるようです。
ちなみにオーストラリアの2大大手スーパー、colesとwoolworthも今後は使い捨てのプラ袋を減らしていく方向のようです。
上の記事にある灰色の袋ですが、
最初にこの国に来たときは
「なんでみんなごみ袋を持ち歩いているんだろう?」
と思いました。
なんとなく食品を入れるのもためらってしまうくらい。
もちろん今は慣れましたが。
NSW州はごみ袋の指定等はないので、最終的にごみ捨て用の袋として使っています。
個人的に疑問なのが、
買い物袋は自前で何でも用意できるので良いとして、
ごみを捨てる時にどうしたら良いのだろう?
ということです。
ごみを捨てるためにプラスチックの袋を購入して使ったら意味がないし、
自然素材だとしたら布・紙製の袋に入れて
破れたり染み出したりする前に溜めずに捨てる?
Biogradableの袋が一般的になる?
完全にプラスチックの使用がなくなるのはまだ先の話だろうけど、
モノがなんでも安く簡単に手に入る時代のど真ん中を生きてきたんだろうなあという実感はあります。
それを過剰だと感じることも多いので、
ちょっと不便ではあるけれど、環境に配慮しようという風潮になるであろう未来には興味があります。