オーストラリアの永住権申請 2017-2018

 

 

先週の日曜日、休業日のはずの法律家から夫に

「subclass 186ビザとれたよっ!おめでとう!」

というメールが送られてきました。

なんじゃそりゃ?と思って聞いたら、待ちに待った永住権のことでした。

えー!こんな風にメールで届くんだ!?

嬉しい!けど実感がわかない!!

 

昨年の11月から申請して約7ヶ月かかりました。

今年の3月に私たちが該当していた457ビザが廃止になるということで、滑り込みの申請でした。

今回もし却下されていたら、おそらくオーストラリアに住み続けることができなかったので、将来が見えずモヤモヤしていましたが、大きく前進した気持ちです。

 

 

現在は申請方法が変わっているかもしれないのですが、

印象に残ったことをを記録しておこうと思います。

 

・Form80記入

これはかなり時間がかかる面倒くさい部分なので、夫が疲弊していました。

夫婦それぞれの学歴、職歴、どうやって生計を立てていたか、出入国の情報、パスポートの該当ページのコピー、両親の情報など。

履歴書とは比べ物にならないくらい事細かに書くところがあります。

少しずつでも進めておくのがおすすめ。

 

・IELTS

全体世界で用いられている英語力のテスト。

筆頭者の夫は6.0、扶養家族である私は4.5以上取る必要があります。

我が家は夫がまさかの苦戦を強いられ、4回目にしてやっと点数に達することができました。

テストではなく、1000ドルほど払って授業を受けることでテストが免除になるという方法もあります。

 

・犯罪証明請求(police clearance)

過去10年間で住んだことのある国で犯罪を犯していないことを証明した書面を集めます。

国によって手続きの煩雑さや、書面を手にできるまでの長さが違うので厄介でした。

私たちがが経験した中では、日本とイギリスはスムーズで、シンガポールがダントツに時間とお金がかかりました。

警察署に出向いて指紋も採取されました。

(指紋取られた場所が、一時的に犯人を拘置しておくようなところで、ガチの牢屋があって、なのにすっごい陽気な音楽がかかってて、怖かったです…。)

友人曰く、ドバイ(アラブ首長国連邦)もかなり時間がかかったそう。

 

健康診断(Medical check)

シティーにあるBUPAのオフィスで健康診断があります。

我が家は家族4人で1時間強かかりました。

問診、レントゲン(大人のみ)、脚気のチェックなど。

この健康診断の結果は一年しか持たないそうなので、

早めに受けて申請に時間がかかると期限が切れてしまう可能性もあるので、

あまり急いで受けなくても良さそうです。

予約さえとれれば時間はかかりません。

 

私が扶養家族として関わったのは主に上記の3つで、そのほかにも用意しないといけない書類がいろいろとあったようです。

我が家では夫の会社の顧問弁護士を雇い、彼が必要とするタイミングでそれらを用意しました。

弁護士には35万円ほど、申請には上記の手続きの費用も含めると100万円ほど支払いました。

(これらは永住権がとれなくても還ってきません)

 

 

 

今回の取得で勢いに乗った夫は、

二重国籍を認めていない日本の国籍を捨ててオーストラリアの市民権を取って、

どこかヨーロッパの国の市民権も得たいと言っていますが、

そのくらい前が開けた出来事でありました。