オーストラリアのお米事情

 

 

 

魚沼産コシヒカリが28年間ずっと維持してきた特Aランクを、

初めてAに落としたというニュースがやっていましたね。

 

おそらく個人のレベルで特AとAの違いはそんなにわからないのではないかと思うので、

むしろ唯一の連続特A保持米だったというのが驚きでした。

 

ちなみにニュースによるとA&特Aの割合は、全体のコメの80%近くを占めるということで、むしろB以下の方が珍しいんですね。

 

お米農家さんの努力がうかがえます。

おいしいお米をありがとうございます!

 

 

 

このニュースを見て気になりました。

「そういえば我が家で食べているコメの品種ってなんだろう…?」

我が家で食べているのは主にこれ。

 

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Sun Rice の5kgのものをよく買っています。

いつも13.50 ドル(1200円くらい)なのですが、半額の時を狙って買うので大体600円くらいです。

 

 

地元新潟にいたときは大体家族の知り合いに農家がいて、

そこから買うお米をもらっていたので、お米を買ったことはありませんでした。

 

その後、東京に移り住んだ時初めてスーパーでお米を買ったのですが、

北海道産の一番安いお米が大体5kgで1700円くらいだったのを思うと、だいぶ安いです。

(新潟県産は高くて一度も買わなかった。)

 

 

とはいっても、味も別に悪くないんです。

ガス釜で大量に炊いたコシヒカリの、

一番上のひとすくいを子供のころから食べていた新潟県民が言うので本当です。笑

 

 

 

日本人の主食はお米なのに、値段、高くないですか?

日本に滞在したことのあるイラン人に、

「日本は給料に対して食品の値段がめっちゃ高い。」

と、言われたことがあります。

 

みんながおいしいお米が好きで、

おいしいお米が売れるからお米農家さんも品種改良と生育環境を試行錯誤して品質を高め、

おいしくてもちろん値段も高くなる。

土地ごとのこだわりがあって、ブランドも数多く存在する。

そう思うと、日本は本当に歴史があり、小さな独立国がたくさんあるようなところだなあと思います。

 

で、この品種は何なのかというと、

Sun Rice のwebsiteにはジャポニカ米とだけかいてありますが、

これは日本風なコメということなのか、品種なのか謎です。

 

日本風な中粒種(Medium grain)の他に、

Long grain(日本でいうタイ米みたいな長いお米),

Basmati rice(長くて香りのいいお米),

Brown rice(玄米),

Arborio(イタリアのリゾット用),

Sushi rice なんてのもあります。(味はMedium grainと同じだった。笑)

 

種類は多いですが、産地とかブランドでは分けられてないんですね。

恐らく日本ほど食べ物に対してブランドは求めていないのかもしれません。

 

スーパーのお肉コーナーを見ても、

牛、豚、ラム、チキンと部位、切り方の違いだけで、

松坂牛、近江牛のような〇〇ビーフは目にしません。

(和牛Wagyuはレストランやカフェではよくメニューにあります。

これは日本の牛肉を輸入しているのではなく、

オーストラリア生まれ、育ちの黒毛和牛種のことです。)

 

 

余談ですが、オーストラリアのお米のことを調べているときに、

知られざるある日本人のストーリーを目にしました。

オーストリアで日本のお米を初めて収穫に成功した高須賀さんのお話です。

http://www.sunricejapan.jp/takasuka.html

 

今オーストラリアでふつうにお米が食べられるのはこの高須賀さんのおかげなんだなあ

と、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

奥さんもきっと苦労したんだろうなあ…。

 

コメの水田は昔から目に焼き付いている風景なので、

それを見に、いつかこの産地も訪れてみたいです。

 

 

一つ気になるのは、英語のSun Riceのwebsiteには彼のことには一切触れられていないことです。

「リバリナのコメ生産者は誰一人忘れてはいない」

と書かれていますが、ほんとかな~。

 

 

きょうもまとまりのない文章ですが、読んでくださってありがとうございます。