真夏の Jindabyne (Snowy Mountainエリア)
前回の夏のホリデーで、ジンダバイン Jindabyne に行きました。
オーストラリア、
少なくともシドニーに住む人々の夏休みにかける情熱はすさまじく、
海の近くのホテルや子供たちの遊び場のあるキャンプ場(ホリデーパーク)などは、
前年に泊まった際にその場で、
もしくは帰ってからすぐ翌年分を予約するので、
人気のあるエリアのホテルは
一年前にはもう空きがないような状態になっています。
もう移住して3年以上になるというのに毎年時期が来ないと休みの計画をたてない我が家。
またしてもこの宿取り合戦に敗れ、
「夏休みどこかへ行きたい、けど宿がない…。」と、
途方に暮れていました。
初めの二年は大人しくシドニー周辺にいましたが、
いかんせん期間が長いので、さすがにどこかに行きたくなるんです。
有休を強制的に消化させられて2週間くらいになります。
どーしても「夏に海の近くでキャンプ」が諦められない夫の提案で、
子供たちの学校が休みに入る一週前に
Shoalhaven のキャンプ場に一泊してきたのですが、
なぜかずっと鼻水が出続けている次女が心配で 海にも入らずあまり遊ぶことができなかったので、
もともと海よりは山が良い私の希望で、Jindabyne というところに行ってきました。
今回泊まったのは Banjo Paterson Inn
4名朝食付きで一泊 1,3000円くらいだったかな?
ロフトがついた、湖に面した部屋を予約しました。
この階段は子供たちのよい遊び道具になってくれたし、
自由に角度を変えられるテレビだったので、
好きな段に座って観るのも楽しいようでした。
何より、2階部分を自分たちの部屋!と言っておもちゃを広げて仲良く遊んでくれたので、
親子ともハッピーな滞在となりました。
一つだけ難点だったのは、ロフト部分は暑い!ということ。
ちょうど私たちが滞在した数日はとても気温が高く、
クーラーをつけて一階部分は快適なのに、上に行ってみるとめちゃくちゃ暑い!
一泊目、長女は鼻血までだしてしまったので、二泊目はマットレスを下ろし、4人で一階で寝ました。
目の前にある芝生のコートは、ボウリング場。
日本のボウリングとは違って、
砲丸投げくらいの玉を手で転がして競うスポーツで、
小さな町にも大体この”ボウリングクラブ”はあります。
私たちはこのボウリングクラブにあるパブが好きで良く行くのですが、
今回はホテル併設のパブがとってもよかったので行きませんでした。
クリスマスの前夜にはカジュアルなドレスを着て、
お酒を飲みながらはだしでボウリングを楽しむ家族が何組かいて、
恐らくクリスマスで子供たちが地元に帰ってきたから一緒に来たのではないかなと。
またひとつこの国の文化が垣間見れたような気がしました。
(ただの観光客かもしれないですけどね。)
そうそう、この宿のいいところは、
湖・街の中心に近くて、レストランとパブが併設されていること。
つまり便利なところ。
建物内にはブリュワリーもあって、そのビールがパブで飲めるのですが、
オーストラリアに来てから飲んだクラフトビールの中では一番おいしかったです。
お酒はやっぱり作られた場所で飲むのがおいしい気がします。
夕方は湖の近くを散歩。
子供たちはスクーター(キックボード)で爆走。
翌日はオーストラリアで一番高い山、
コジウスコ山 Mt. Kosciuszco に行くことにしました。
ネットで写真を見て、是非行ってみたいと思ったのです。
スレドボ Thredbo という町 からリフトもでているということで
そちらに乗ってみたいと思ったのですが、
4歳になったばかりの娘がいるのでまた次回に。
公式サイトでは4歳でもOKと書いてありましたが、
山の上は結構風が強い的なことが書いてあったので。念のため。
リフトに乗りたいし、何泊かこのエリアでゆっくりするという人は、
この↓サマーパスがあるとプールやボブスレーなどもできてけっこうお得かも。
ということで今回は、車で行ける登山道入り口の
シャーロットパス Sharlotte pass に向かいます。
オーストラリアではかなりレアなスキー場、
ぺリシャースキーリゾート Perisher Ski Resort を通り過ぎ、
Sherlotte Pass に到着。
Jindabyne から45分くらいでした。
登山道に近い所には駐車スペースが数台分ありますが、
それらは埋まっているどころか
100m以上前から縦列でずらーーっと駐車されていました。
思ったより人気なんだな…。
Main Rande Track はいきなり急な下り坂から始まります。
下りきったところに川があり、また登っていきます。
真夏にもかかわらず、山頂には雪が。
真冬でも日中16℃くらいで雪が降らないシドニーから
6時間のドライブでこんなところに来れるのが不思議な感じです。
写真がうまくないのでなかなか伝わりませんが、
木がないので視界がものすごく開けていて、わーー!っと圧倒されました。
これを見に来たんだよー!
川を渡った後すこし登ったところで、
あまりの急坂に子供たちはギブアップ。
一時間も歩かず引き返しました。
子供がいるときは、無理は禁物。
歩き始めのところにいたレンジャーさんも、
「あなたたち、どこまで歩く予定なの?」と声をかけてくれました。
私たちが子連れのくせに軽装なので心配になったのでしょう。
それでもこの景色を見ることができてよかったです。
Jindabyne は小さな町だけれども、
周辺には見どころやアクティビティがかなり充実していました。
写真がありませんが、観光案内所も素敵なおみやげ物がたくさんあっておすすめです。
途中で寄ったThredboという町でも夏のホリデー中は子供が楽しめるイベントをやっていたし、
湖の対岸にあるEast Jindabyne という集落の湖畔沿いの道も良かったです。
自然の中で、(ビーチに比べて)人も少ないし、ごはんはおいしいしで
大満足の滞在でした。
次回来るときには湖でカヌーをしたり、ボブスレーとかやってみたいな。
おまけ
ジンダバイン湖は人口のダム湖です。
左側に黄色くなっている部分が現在の町。
観光案内所にはそういった工事と街の歴史に関する本もたくさんあって
興味深かったです。